
2020年からプログラミングが必修化となるということで、
今回、お子さん(小学生)向けのプログラミング書籍を紹介していこうと思います。
Scratchという無料のプログラミング勉強ツールを元にした書籍をメインに紹介したいと思います。
[ 2019/2/25 追記 ]
Youtubeチャンネル『プログラミングの森』を開設しました。
プログラミング教育についてや、スクラッチの使い方などを動画で紹介していきたいと思っています。また、動画内で紹介した本やおもちゃなどのプレゼント企画も予定しています!もしよければチャンネル登録お願いします!
[ 2019/1/26 追記 ]
2019年1月にスクラッチのバージョンが3.0にアップデートされました。今までと基本的な使い方は変わりませんが見た目やコードの数などが変わりました。
最新バージョンに対応した書籍が販売されていたのでこちらもおすすめです!実際に購入して読んでみましたがとても分かりやすい内容でした。
お誕生日カードの作成やゲーム作成を通して説明をしていました。動画は優しい女性の声で、聞き取りやすい丁寧な喋り方でした。
さらに背景やキャラクターの画像素材がダウンロード特典としてついていたため、オリジナリティーあふれる作品を作ることが可能です!
目次
Scratchとは?

小学校高学年~中学校向けのプログラミング勉強ツールです。
スクリプトの中から好きなパーツを選んで繋げていき、猫の絵を動かして論理的思考を身につけられるツールです。
特徴としてはパーツの量が多い点と、猫の画像を好きな画像に変えられたり音楽を流せたりと色々と自由にカスタマイズが可能な点です。
このScratchというツールは現在、数多くの教育現場で使われています。過去に試験的に行われた小学校のプログラミング授業でもこのツールが使われました。
それだけ信頼度が高く、楽しく学べるといった利点があります。ではScratchをより楽しく学べる書籍を紹介したいと思います。
1.小学生からはじめるわくわくプログラミング2
内容
プログラミングを継続して学びたい小学生向けの学習書です。
Scratchプログラミングを楽しみたい方に最適です。
教育用ブロックプログラミング環境Scratch(スクラッチ)の最新版「Scratch2.0」を使いながら、小学校の教科に関連した作品(プログラム)を楽しく作成していくことで「自分のアイデアを表現する力、姿勢」を身に付けましょう。
かわいいネコのキャラクター「ニャタロ~」、図画工作が得意な「アートン」「クララー」たちと一緒に、親子で楽しみながら、創造力、論理的思考力、共創力を継続して育みましょう。

『学生からはじめるわくわくプログラミング』の続編ですが、スクラッチのバージョンアップに対応して書かれた物なので、いきなり2から購入しても問題はありません。
プログラミング=難しいという固定概念を植え付けないように、なるべく楽しく学べるように工夫が施されています。
小学生からはじめるわくわくプログラミング2の評価(口コミ)

絵や図がたくさん使われていて、スクラッチ自体の説明文はとても丁寧なのですが、まだ小学校低学年のウチの子どもには少し難しい内容もありました。
(「多角形と星形図形の章」の「正三角形などの内角や外角」、「割り算」、「ネコジャンプの章」の「等加速度運動」など)
説明文通りにブロックを組めば、ちゃんと動作はしてくれますので
説明とおりの動作ができると、「ちゃんと動いた!」と喜んでいます。

小4の娘に。連休の遊びとして買ってみました。
難しいかと思いましたが、すっかり気に入って読み込んでいます。
「どうなると思う?」「どうすればいいかな?」「なぜ動かないんだろう?」
随所にそんな会話がちりばめられていて、考えながら進められるので、のちのち応用するときにとても役に立ちます。
エラーもいったん作らせることで、エラーは起きるもの、として受け入れられたようです。
一から自分で作るとき、エラーが起こっても推測して試行錯誤しています。
プログラミングはもちろん、ものづくりに対する基本姿勢も身に着けられると思います。

来年にはスクラッチを指導しないといけないので、とても分かりやすいので助かっています。
- 小学校高学年向き
- 漢字にはふりがな付き
- 絵や図がたくさんあって説明も丁寧
- 問題解決の能力が付く
2.できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch プログラミング入門
内容
Scratchを使いプログラミングを初めて学ぶ子どもと親のために、初歩の部分から丁寧に解説しています。
子どもはゲームを作りながらプログラミングの基礎を学び、大人はその背景にある重要な概念を理解できるように構成しました。
この本をきっかけに、楽しいプログラミングの世界を広げていってください。<ここがポイント! >
・1つ1つの手順を画面付きで紹介。手順通りに進めるするだけでプログラミングが完成!
・レッスンごとにサンプルをダウンロードできるから、途中で間違えても続けられる!
・大人がいなくても読み進められる<こんな人におススメ! >
・プログラミングをやったことがない人
・プログラミング教育に興味がある人
・子どもにプログラミングを触れさせたい人

特徴としては親御さん向けとして背景にある概念等の説明が記載されている点です。
プログラミング教育とは単純に完成させられれば良いというものではなく、
それまでの過程や論理的な考え方を身につけるのが目的とされているため、
そういう観点での解説が施されているのは利点と言えると思います。
できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch プログラミング入門の評価(口コミ)

様々なゲームの実際の作り方を紹介しているので、プログラミングのテクニック入門として最適です。
逆に言えば、レベルとしてはある程度、Scratchの使い方がわかる方にお薦めです。
全くの初心者で、プログラミングの経験もない方は、この本とは別に入門書も読むと良いかと思います。

解説は使われている漢字にフリガナがふってあるのでお子様でも読めますが、
基本的には一緒に学ぶ親御さんの為に書かれているものと思われます。
お子様は感覚的にブロックを組み合わせていけばプログラムは動きますが、
論理的になぜそうなるか。は親御さんが解説を読んで自分で咀嚼して子供たちに説明しないと難しいと思われます。
練習用ファイルをダウンロードしないと先に進めない章もありますので、お子様だけでは手に余る場面も出てくるかと思われます。
お子様と一緒にプログラミングを勉強してみたい親御さんにおすすめです。
- 小学校高学年向き
- 親御さん向けの解説付き
- 漢字にはふりがな付き
- 事前にScrachの使い方がわかっていると読みやすい(1つ目に紹介した「できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch プログラミング入門」の次に読むのがベストです)
3.10才からはじめるゲームプログラミング図鑑
10才からはじめるゲームプログラミング図鑑: スクラッチでたのしくまなぶ
内容
アクションゲームやレーシングゲーム、「迷路」や「音」を使ったゲームまで、
人気のプログラミング言語「スクラッチ」を使った8種類のゲームの作り方が学べます。
カラフルなイラストとわかりやすい図解で、楽しみながらプログラミングに取り組める解説書です。
かんたんに作れて、自分だけのカスタマイズも自在!
作ったゲームは仲間といっしょに遊んだり、オンラインで公開したりして楽しもう。
スクラッチの面白くて奥深い世界が君を待っているぞ!
*すべての漢字にふりがなつき。

こちらは、実際にゲームを作って楽しみながら勉強をしていく書籍となっています。
8種類のゲームを作りながら論理的な思考を身につけることが目的です。
みなさんも小さい頃に色々な遊びを自分で作った記憶がありませんか?
今はプログラミングでゲームを作って学ぶ時代なのかもしれません!
10才からはじめるゲームプログラミング図鑑の評価(口コミ)

甥へ贈った本ですが、気にいったらしく、とても喜んでいました。
小学3年の子で、内容もわかりやすいようでした!パソコンに向かってほぼ毎日遊んでいるようです。

子供2人がこの本を読みながら、簡単なゲームを作っては、下の子に遊ばせています。
分かりやすく書かれているので、8才の子でもそれなりに作っています。
- 小学校低学年でもそれなりに読める
- 図がカラフルで読みやすい
- 漢字にはふりがな付き
- 8種類のゲームが作れる
プログラミング教育の狙い
小学生に対するプログラミングの学習は、難しいソースコードを組めるようになるのではなく、論理的に考えて完成までのモノづくりの楽しさを覚えさせる事だと思います。
そういう意味ですとゲーム感覚でプログラミングを学べるScratchを利用することはかなりの意味があると思います。
また、プログラミング=難しいという固定概念を持たないようにするためにも今回紹介した本は小さいお子様にも適していると考えられます。
小学校低学年のお子さまですと、少々難しい部分もあるかと思われますので、親御さんと一緒に楽しく学んで頂くと苦手意識を持たずに学習が出来ると感じました。
本だけでのプログラミング教育が不安ならプログラミングスクールという選択肢もあります
最近はさまざまなプログラミング教室が開講されています。
やはり知識のない親御さんや本だけを頼りにしていると、間違って覚えてしまっても気づかずそのままになってしまう可能性もあります。
プログラミング教室でしたら知識のある先生が直接教えてくれるので安心して学ぶことができます。
わたしのおすすめは「ヒューマンアカデミー」というプログラミング教室です。他にもさまざまな教室がありますので参考にして頂ければと思います。
現役システムエンジニアのまるおです!!